そもそも更新料って何?なんで払うの?
賃貸契約の更新時期が近づくと届く「更新のご案内」。正直なところ、あの封筒を見るとドキッとしますよね。更新料とは、賃貸借契約を更新(延長)するときに借主が大家さんに支払うお金のこと。法律で義務づけられているわけではなく、あくまで契約書に書いてあるから払うという性質のものなんです。
つまり、契約書に更新料の記載がなければ払う必要はありません。2011年の最高裁判決でも「高すぎなければ有効」と判断されていますが、地域によっては更新料ゼロが当たり前のエリアもあります。
更新料の相場はいくら?地域別テーブル
更新料の全国的な相場は家賃1ヶ月分が最も多いパターンです。ただし地域差がかなり大きいので、下のテーブルで確認してみてください。
| 地域 | 更新料の相場 | 更新料を設定する割合 |
|---|---|---|
| 東京都 | 家賃1ヶ月分 | 約65% |
| 神奈川県 | 家賃0.5〜1ヶ月分 | 約55% |
| 千葉・埼玉 | 家賃0.5〜1ヶ月分 | 約50% |
| 京都府 | 家賃1〜2ヶ月分 | 約55% |
| 大阪府 | 更新料なし | 約5% |
| 兵庫県 | 更新料なし | 約5% |
| 名古屋・東海 | 更新料なし〜0.5ヶ月 | 約20% |
| 福岡・九州 | 更新料なし | 約5% |
びっくりしたのは、大阪や兵庫ではほとんど更新料がないこと。関西出身のママ友に「更新料って何?」と聞かれて逆にこっちが驚きました。
更新時にかかる費用の内訳
更新料だけじゃないのが厄介なんですよね。実際にはこれだけかかります。
| 項目 | 相場 | 支払い先 |
|---|---|---|
| 更新料 | 家賃1ヶ月分 | 大家さん |
| 更新事務手数料 | 家賃0.5ヶ月分 or 1〜3万円 | 管理会社 |
| 火災保険更新 | 1〜2万円 | 保険会社 |
| 保証会社更新料 | 1〜2万円 | 保証会社 |
家賃8万円の物件なら、更新料8万+事務手数料2万+火災保険1.5万+保証会社1万=合計12.5万円くらいになることも。ぶっちゃけ、これだけあれば家族で温泉旅行に行けますよね…。
更新料を安くする交渉テクニック5つ
① 更新の2〜3ヶ月前に相談する
ギリギリだと交渉の余地がありません。更新通知が届いたらすぐ動きましょう。
② 周辺の空室率をチェック
同じマンションや近隣に空室が多ければ、大家さんは退去されたくないので交渉しやすいです。SUUMOやHOME'Sで同じ建物の空室を調べてみて。
③ 長期入居をアピール
「あと2年は住む予定です」と伝えるだけで、大家さんの心理は変わります。空室リスクを避けたいのは大家さんも同じ。
④ 更新料ではなく家賃値下げを交渉
更新料の値下げが難しくても、月額家賃を2,000〜3,000円下げてもらう方が通りやすいことも。2年で4.8〜7.2万円の節約になります。
⑤ 書面で丁寧に伝える
電話よりもメールや書面の方が記録に残り、相手も冷静に検討できます。感情的にならず「相談」のスタンスで。
更新料を払わなくていいケース
以下のケースでは更新料を払わなくてOKです。
- 契約書に更新料の記載がない
- 法定更新になった場合(大家さんが更新拒絶の正当事由がないとき)
- 更新料が家賃の2ヶ月分を超えるなど「不当に高額」な場合
ただし法定更新の場合は期間の定めがない契約になるため、デメリットもあります。詳しくは不動産に詳しいFPに相談してみてください。
引越しと更新、どっちがお得?
更新料を払いたくないから引越す!…でもちょっと待って。引越し費用も結構かかりますよ。
| 項目 | 更新の場合 | 引越しの場合 |
|---|---|---|
| 更新料 | 約8万円 | 0円 |
| 新居の敷金・礼金 | 0円 | 16〜24万円 |
| 引越し業者代 | 0円 | 5〜15万円 |
| 仲介手数料 | 0円 | 8万円 |
| 合計 | 約10〜13万円 | 約30〜50万円 |
単純に金額だけ見ると更新の方がお得。でも、家賃が大幅に下がる物件が見つかったり、子どもの学区を変えたいなら引越しも検討の価値ありです。
賃貸と持ち家のトータルコスト比較は 賃貸vs持ち家シミュレーター でチェックしてみてくださいね。
更新のタイミングで家賃交渉するコツ
更新は家賃を見直す絶好のチャンスです。周辺相場が下がっていれば、「近隣の同条件の物件が○万円なので、少し調整していただけませんか」と根拠を持って交渉しましょう。成功率は約30〜40%と言われています。やらない手はないですよね。
住居費の節約は家計全体に大きく効きます。家計管理のコツも合わせて読んでみてください。
まとめ — 更新料は「当たり前」じゃない
更新料は法律で決まっているものではなく、交渉の余地がある費用です。相場を知り、タイミングよく交渉するだけで数万円の節約になります。浮いたお金は子どもの習い事や家族の旅行に回しちゃいましょう!