学資保険、今さら入る意味はある?
「学資保険って必要?NISAの方がいいんじゃない?」——最近こんな声をよく聞きますよね。正直なところ、答えは「家庭によって違う」です。
この記事では、2026年時点の主要な学資保険を比較し、NISA・定期預金との違いを解説します。ママにとって「うちはどれがベストか」がわかるようになりますよ。
主要学資保険の返戻率比較(2026年版)
| 保険会社 | 商品名 | 返戻率 | 払込期間 | 受取時期 |
|---|---|---|---|---|
| ソニー生命 | 学資金準備スクエア | 約108% | 10歳まで | 18歳 |
| 明治安田生命 | つみたて学資 | 約105% | 15歳まで | 18〜21歳 |
| JA共済 | こども共済 | 約104% | 18歳まで | 18歳 |
| フコク生命 | みらいのつばさ | 約103% | 17歳まで | 18・22歳 |
| 日本生命 | ニッセイ学資保険 | 約105% | 18歳まで | 18歳〜 |
返戻率が最も高いのはソニー生命の約108%。200万円払って約216万円戻ってくる計算です。ただし払込期間が10歳までと短いので、月々の負担は大きめです。
学資保険 vs NISA vs 定期預金
| 項目 | 学資保険 | 新NISA | 定期預金 |
|---|---|---|---|
| 期待リターン | 103〜108% | 年4〜7%(平均) | 0.3〜0.5% |
| 元本保証 | あり(満期まで) | なし | あり |
| 途中解約 | 元本割れリスク | いつでもOK | いつでもOK |
| 税制メリット | 生命保険料控除 | 運用益非課税 | なし |
| 死亡保障 | あり(払込免除) | なし | なし |
| おすすめの人 | 確実に貯めたい人 | リスクを取れる人 | 超安全志向の人 |
学資保険のメリット・デメリット
メリット
- 強制貯金効果:毎月自動引落しなので確実に貯まる
- 死亡保障付き:契約者(パパ)が万が一のとき、以降の保険料が免除されて満額受取可能
- 元本保証:株式市場の暴落でも教育資金が減らない安心感
- 生命保険料控除:年末調整で所得税・住民税の控除が受けられる
デメリット
- 途中解約で元本割れ:特に加入後5年以内は大きく損する
- インフレに弱い:18年後の返戻率108%では物価上昇に負ける可能性
- 利回りが低い:NISAで運用すれば18年で2倍以上になる可能性も
子どもの年齢別おすすめ
0歳:学資保険がベスト
払込期間が長く取れるので返戻率が最も有利。ソニー生命の10歳払込プランなら108%。0歳で加入するのが最もお得です。
3歳:学資保険+NISAの併用
学資保険の返戻率はやや下がりますが、まだ十分有利。教育費の半分を学資保険、半分をNISAで積み立てるハイブリッド戦略がおすすめ。
6歳以上:NISAメインで
6歳以降に学資保険に加入すると返戻率が100%を下回ることも。NISAのつみたて投資枠で12年間運用する方が合理的です。
結局、どう組み合わせるのがベスト?
ママにとって最も安心なのは「学資保険で最低ライン確保+NISAで上乗せ」の組み合わせです。
- 学資保険:月10,000円×18年=216万円(108%返戻の場合)
- NISA:月10,000円×18年=年利5%で約350万円
- 合計:約566万円(私立大学4年分をカバー)
シミュレーションは学資保険シミュレーターで試してみてくださいね。
学資保険を選ぶときの5つのチェックポイント
返戻率だけで選ぶと後悔することがあります。わが家が加入前に確認したポイントをまとめました。
- 払込期間と家計のバランス:返戻率が高い「10歳払込」は月々の負担が大きい。無理のない範囲で
- 受取時期が進学費用と合うか:大学入学前の17歳冬に受け取れるか確認。18歳満期だと入学金に間に合わないことも
- 払込免除の条件:契約者(多くはパパ)に万一のとき以降の保険料が免除されるか
- 祝い金の有無:中学・高校入学時にも受け取れるタイプは便利だが返戻率は下がりがち
- 途中解約のリスク:加入後5年以内の解約は元本割れ。続けられる金額に設定する
よくある失敗とその回避法
| よくある失敗 | 回避法 |
|---|---|
| 月々の負担が重く途中解約 | 家計の5%以内に抑える。NISA併用で柔軟性を持たせる |
| 受取が大学入学に間に合わない | 「17歳満期」または進学前に受け取れるプランを選ぶ |
| 医療特約をつけすぎて返戻率低下 | 医療保障は別の保険で。学資保険は貯蓄に特化させる |
| 1人目だけ加入し2人目を忘れる | 子ども全員分の教育資金計画を一度に立てる |
よくある質問
Q. 今からでも学資保険は間に合う?
0〜3歳なら十分メリットがあります。6歳を過ぎると返戻率が100%を切ることもあるので、その場合はNISAのつみたて投資枠の方が合理的です。年齢で判断しましょう。
Q. NISAだけでは不安。両方やるべき?
正直なところ、「最低ラインを学資保険で確保+上乗せをNISA」の併用が一番安心です。相場が暴落しても学資保険分は守られるので、夜よく眠れますよ。
Q. 途中で払えなくなったら全部損?
「払済保険」に変更すれば、それまでの分を解約せず満期まで運用を続けられます。解約一択ではないので、まずは保険会社に相談を。夏のボーナスで年払いに切り替えて負担を平準化する手もあります。
Q. 学資保険の受取金にも税金がかかるの?
受け取り方によって変わります。満期に一括で受け取る場合は「一時所得」扱いで、払い込んだ保険料を差し引いた利益が50万円以下なら基本的に課税されません。返戻率103〜108%の学資保険なら利益分は50万円に収まることがほとんどなので、多くの家庭では税金を気にせず満額を教育費に充てられます。契約者と受取人を同じにしておくのがポイントです。