手取り額、正確にわかっていますか?
給料明細を見て「え、こんなに引かれてるの?」って思ったこと、ありますよね。私は毎月思ってます(笑)。年収は額面で語られることが多いけど、実際に使えるお金=手取りは年収の75〜85%くらいなんですよ。
「年収600万円」って聞くと余裕ありそうに聞こえるけど、手取りにすると月38万円くらい。4人家族で住宅ローンを払いながら貯金もして…と考えると、そこまで余裕はないのが現実です。
ここでは2026年の税制・社会保険料率をもとに、年収別の手取り額を一覧表にまとめました。
年収別 手取り早見表(独身・扶養なしの場合)
| 年収(額面) | 所得税(年額) | 住民税(年額) | 社会保険料(年額) | 手取り(年額) | 手取り(月額) |
|---|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 約5.4万円 | 約11.8万円 | 約43.5万円 | 約239万円 | 約19.9万円 |
| 400万円 | 約8.4万円 | 約17.8万円 | 約58.0万円 | 約316万円 | 約26.3万円 |
| 500万円 | 約13.8万円 | 約24.4万円 | 約72.5万円 | 約389万円 | 約32.4万円 |
| 600万円 | 約20.2万円 | 約31.0万円 | 約87.0万円 | 約462万円 | 約38.5万円 |
| 700万円 | 約31.4万円 | 約38.0万円 | 約101.5万円 | 約529万円 | 約44.1万円 |
| 800万円 | 約46.5万円 | 約45.6万円 | 約116.0万円 | 約592万円 | 約49.3万円 |
| 900万円 | 約65.2万円 | 約54.0万円 | 約125.0万円 | 約656万円 | 約54.7万円 |
| 1,000万円 | 約84.5万円 | 約62.8万円 | 約130.0万円 | 約723万円 | 約60.2万円 |
年収が上がっても手取りの増え方が鈍くなるのがわかりますよね。これが累進課税の仕組み。年収600万→800万で額面200万円アップしても、手取りは130万円しか増えない。つまり70万円は税金と社会保険料で持っていかれるんです。
扶養人数別の手取り比較(年収600万円の場合)
| 扶養人数 | 所得税 | 住民税 | 手取り(年額) | 独身比+ |
|---|---|---|---|---|
| 扶養なし | 約20.2万円 | 約31.0万円 | 約462万円 | — |
| 配偶者のみ | 約16.4万円 | 約27.7万円 | 約469万円 | +約7万円 |
| 配偶者+子1人(16歳以上) | 約12.5万円 | 約24.4万円 | 約476万円 | +約14万円 |
| 配偶者+子2人(16歳以上) | 約8.7万円 | 約21.1万円 | 約483万円 | +約21万円 |
ちなみに16歳未満の子どもは扶養控除の対象外(その代わり児童手当がある)なので、小さいお子さんがいる家庭は手取りにそこまで影響しません。
「年収と手取りのギャップ」を知っておくべき理由
住宅ローンの審査や家賃の目安って「年収の○倍」「手取りの○%」で語られることが多いんですけど、額面年収で計算するとかなり危険です。
- 住宅ローン:返済額は手取りの25%以内が安全ライン
- 家賃:手取りの30%以内が理想
- 貯蓄:手取りの20%を目標にしたい
年収600万円の場合、手取り月額は約38.5万円。ということは家賃は11.5万円以内、住宅ローンは月9.6万円以内が目安です。額面で計算すると月50万円×30%=15万円の家賃がOKに見えちゃうんですけど、実際は3.5万円もオーバーしてるんですよね。
手取りを増やす3つの方法
①ふるさと納税をフル活用する
ふるさと納税は実質2,000円の自己負担で返礼品がもらえる制度。食品や日用品をもらえば、その分の生活費が浮くので実質的に手取りアップと同じ効果があります。年収600万円なら上限額は約7.7万円くらい。お米60kgや日用品セットをもらうと、年間3〜5万円分の生活費が浮く計算です。
②iDeCoで節税する
iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金は全額が所得控除の対象。会社員なら月23,000円(年間27.6万円)まで拠出でき、年収600万円の人なら年間約5.5万円の節税になります。ただし60歳まで引き出せないので、あくまで老後資金として。
③医療費控除・住宅ローン控除を忘れずに
年間の医療費が10万円を超えたら医療費控除で還付が受けられます。出産した年は特に控除額が大きくなるので忘れずに。住宅ローン控除もまだ残り期間がある人は確定申告(または年末調整)で必ず適用しましょう。
年収アップよりも「手取りアップ」を意識して
転職や昇給で年収が上がるのは嬉しいことですけど、税率が上がって思ったほど手取りが増えないこともあります。だからこそ節税や制度の活用で「手取りベース」で増やす発想が大事。
ふるさと納税、iDeCo、医療費控除を全部やれば、年収600万円の家庭で年間10〜15万円の手取りアップが見込めます。年収を15万円上げるのはなかなか大変だけど、制度を使うのは誰でもできますからね。
まとめ
手取りは年収の75〜85%。この差を正確に把握しておくことが、無理のない家計管理の第一歩です。早見表を参考に、ご自身の家計プランを見直してみてくださいね。
免責事項:本記事は2026年3月時点の税制・社会保険料率に基づく概算値です。実際の手取り額は勤務先の社会保険の種類、通勤手当、各種手当の有無などによって異なります。正確な金額は給与明細や源泉徴収票でご確認ください。税務に関する具体的なご相談は税理士または最寄りの税務署にお問い合わせください。本記事の内容に基づく行動によって生じた損害について、当サイトは責任を負いかねます。