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産休・育休の手当 2026年版 — 出産手当金・育児休業給付金の計算方法と届け出

産休・育休中にもらえるお金と届け出を完全ガイド。出産手当金、育児休業給付金の計算方法と申請期限。

産休・育休中のお金、ちゃんと把握していますか?

妊娠がわかって嬉しい反面、「産休・育休中の収入ってどうなるの?」と不安になりますよね。正直なところ、制度が複雑で「結局いくらもらえるの?」とわからないまま産休に入る方も多いんですよ。

安心してください。産休・育休中は給料の約6〜7割程度のお金が各種手当でカバーされます。しかも社会保険料は免除されるので、実質的な手取りベースで見ると、働いている時の約8割程度は確保できるケースが多いんです。

この記事では、出産手当金・育児休業給付金・出産育児一時金の3つの柱を中心に、計算方法から届け出先・期限まで全部まとめました。うちも実際に計算してみて「意外ともらえるんだ!」と安心できたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

産休のスケジュール — 産前6週・産後8週

まず産休の期間を整理しましょう。

期間日数取得条件備考
産前休業出産予定日の6週間前(42日)から本人の請求が必要多胎妊娠は14週間前から
産後休業出産翌日から8週間(56日)強制(働けない)医師の許可があれば6週間後から就業可

産前休業は「請求すれば取れる」ものなので、忘れずに会社に申請しましょう。産後休業は法律で就業が禁止されているので、必ず8週間(本人希望+医師許可で6週間に短縮可)休むことになります。

出産が予定日より遅れた場合、産前休業はその分延長されます。早まった場合は短くなりますが、産後休業は出産日翌日からきっちり8週間です。

出産手当金の計算方法

出産手当金は、健康保険から支給される手当です。産休中の収入を補填してくれます。

計算式:

1日あたりの支給額 = 支給開始日以前の継続した12ヶ月間の標準報酬月額の平均 ÷ 30日 × 2/3

月収(標準報酬月額)日額産休98日間の総額
20万円約4,447円約43.6万円
25万円約5,558円約54.5万円
30万円約6,667円約65.3万円
35万円約7,778円約76.2万円

産前42日+産後56日=合計98日分が支給されます。出産が遅れた場合は、遅れた日数分も追加で支給されるので安心ですよ。

注意点:出産手当金は健康保険の加入者本人が対象です。夫の扶養に入っている方(国民健康保険の方)は対象外なので注意してくださいね。

育児休業給付金の計算 — 67%→50%

育児休業給付金は、雇用保険から支給されます。育休中の最大の収入源です。

支給額:

  • 育休開始〜180日目:休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 67%
  • 181日目以降:休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 50%
月収(額面)最初の6ヶ月(月額)7ヶ月目以降(月額)1年間の総額
20万円約13.4万円約10万円約140万円
25万円約16.7万円約12.5万円約175万円
30万円約20.1万円約15万円約210万円
35万円約23.5万円約17.5万円約246万円

2025年4月から、両親ともに育休を取得した場合の給付率が最大80%に引き上げられました(産後パパ育休期間中)。夫婦で育休を取ることで、手取りベースでほぼ100%カバーできる計算になります。

支給上限額もあり、2026年度の上限は日額約1.5万円(月額約45万円相当)です。

出産育児一時金 — 50万円

出産育児一時金は、出産にかかる費用を補助する制度です。2023年4月から1児あたり50万円に増額されました。

  • 支給額:50万円(産科医療補償制度加入の医療機関で出産の場合)
  • 対象:健康保険・国民健康保険の加入者(扶養家族含む)
  • 受取方法:直接支払制度(病院が直接受け取る)が一般的

出産費用の全国平均は約48万〜53万円(2025年調査)です。都市部では60万円を超えることも。一時金で足りない分は自己負担になりますが、差額が出れば返金されますよ。

帝王切開の場合は高額療養費制度も使えるので、実質的な負担はかなり抑えられます。

社会保険料免除の仕組み

産休・育休中は社会保険料(健康保険料+厚生年金保険料)が免除されます。これが意外と大きいんですよ。

月収社会保険料(月額・本人負担分)免除される年間総額
20万円約3万円約36万円
25万円約3.8万円約45万円
30万円約4.5万円約54万円

免除期間中も健康保険証はそのまま使えますし、厚生年金も「保険料を納めたもの」として将来の年金額に反映されます。つまり、払わなくても年金は減らないんです。これは本当にありがたい制度ですよね。

届け出先と期限の一覧

手続きが多くて混乱しがちなので、一覧表にまとめました。

届出・手続き届出先期限誰がやる?
産前産後休業届会社(→年金事務所)産休開始時会社
出産手当金申請健康保険組合産休開始の翌日〜2年以内本人(会社経由が多い)
出産育児一時金健康保険組合出産翌日〜2年以内本人 or 病院(直接支払制度)
育児休業届会社(→ハローワーク)育休開始日の1ヶ月前会社
育児休業給付金申請ハローワーク育休開始日から4ヶ月後の末日まで会社(本人でも可)
社会保険料免除申請年金事務所産休・育休開始後会社
出生届市区町村役場出生後14日以内本人 or 配偶者
児童手当申請市区町村役場出生後15日以内が望ましい本人

多くの手続きは会社がやってくれますが、出生届と児童手当は自分で行く必要があります。出産後は忙しいので、書類の準備は産前に済ませておきましょう。

パパ育休(産後パパ育休)制度

2022年10月から始まった「産後パパ育休(出生時育児休業)」は、通常の育休とは別に取得できる制度です。

  • 対象期間:子の出生後8週間以内
  • 取得日数:最大4週間(28日)
  • 分割取得:2回まで分割可能
  • 就業:労使協定があれば、休業中も一定の範囲で就業可能
  • 給付金:育児休業給付金と同様に67%(2025年4月〜は条件付きで80%)

パパが育休を取ることで、ママの負担が軽減されるだけでなく、給付金の面でもメリットがあります。夫婦で育休を取る「パパ・ママ育休プラス」を使えば、育休期間を1歳2ヶ月まで延長できますよ。

月収25万円のケーススタディ

月収25万円のママが出産した場合、もらえるお金の総額をシミュレーションしてみましょう。

手当・制度金額期間
出産手当金約54.5万円産休98日間
出産育児一時金50万円一括
育児休業給付金(前半)約100万円6ヶ月間
育児休業給付金(後半)約75万円6ヶ月間
社会保険料免除約57万円約15ヶ月間
児童手当約15万円1年間(月1.5万円×10ヶ月)
合計約351.5万円

約350万円もの支援が受けられるんです。「産休・育休中はお金がない…」と不安に思っていた方も、これだけ手厚い制度があることを知ると安心できますよね。

よくある質問

Q. パート・派遣社員でも育児休業給付金はもらえますか?

A. はい、雇用保険に加入していれば、パート・派遣社員でも受給できます。条件は「育休開始前2年間に、11日以上働いた月が12ヶ月以上あること」です。有期雇用の場合は、子が1歳6ヶ月になるまでに契約が満了しないことも条件になります。

Q. 出産手当金と育児休業給付金は同時にもらえますか?

A. いいえ、期間が重なることはありません。出産手当金は産休中(産前6週〜産後8週)、育児休業給付金は育休中(産後8週〜)に支給されるので、自動的に切り替わります。

Q. 育休中にパートやバイトをしたら給付金は減りますか?

A. 育休中に月10日以下(または80時間以下)の就業であれば、給付金は減額されません。ただし、賃金が休業開始時の80%以上になると給付金が支給停止になるので注意してくださいね。

Q. 2人目の出産でも同じ手当がもらえますか?

A. はい、基本的に同じ手当が受けられます。ただし、1人目の育休中に2人目を妊娠した場合、育児休業給付金の計算基礎となる賃金日額は、1人目の育休前の賃金で計算されます。連続して産休・育休を取得することも可能ですよ。

Q. 退職したら手当はどうなりますか?

A. 退職すると育児休業給付金は支給されなくなります。出産手当金は退職日までに1年以上健康保険に加入していれば、退職後も受給できる場合があります。退職を検討する場合は、タイミングを慎重に考えましょう。