奨学金の返済、正直不安ですよね
「子どもに奨学金を借りさせるのは申し訳ない…」「でも教育費がそこまで出せない…」——この葛藤、多くのママが抱えていますよね。正直なところ、奨学金は上手に使えば子どもの可能性を広げてくれる素晴らしい制度なんです。
大事なのは借りる前に返済のイメージをしっかり持つこと。この記事では、奨学金の種類から月々の返済額、返済が苦しいときの救済制度まで全部まとめました。
奨学金の種類テーブル — 3つのタイプを整理
| 種類 | 利息 | 月額 | 返済義務 | 対象 |
|---|---|---|---|---|
| 第一種奨学金 | 無利息 | 20,000〜64,000円 | あり | 成績・収入基準あり |
| 第二種奨学金 | 年利0.5〜1.0%程度 | 20,000〜120,000円 | あり | 基準が緩め |
| 給付型奨学金 | なし | 最大75,800円 | なし(返済不要) | 住民税非課税世帯等 |
2024年度から給付型奨学金の対象が年収600万円程度の多子世帯にまで拡大されました。「うちは対象外かも」と思っていた方も、もう一度確認してみる価値がありますよ。
月々の返済額シミュレーション
「実際に毎月いくら返すの?」が一番気になりますよね。借入額別にまとめました。
借入額別・月々の返済額
| 借入総額 | 返済期間 | 月々の返済額 | 利息総額(第二種0.7%の場合) |
|---|---|---|---|
| 200万円 | 13年 | 約13,300円 | 約9万円 |
| 300万円 | 15年 | 約17,400円 | 約13万円 |
| 400万円 | 17年 | 約20,500円 | 約18万円 |
| 500万円 | 20年 | 約22,000円 | 約28万円 |
| 600万円 | 20年 | 約26,400円 | 約34万円 |
500万円借りると毎月22,000円を20年間。22歳から返し始めて完済は42歳。結婚・出産・住宅購入と重なる時期ですよね。これを知った上で、借りる金額を決めることが大切です。
繰上返済のメリットとやり方
繰上返済とは、毎月の返済とは別にまとまった金額を返すこと。利息を大幅にカットできるのが最大のメリットです。
繰上返済のメリット
- 第二種の場合、早く返すほど利息が減る(元本にかかる利息が減るため)
- 500万円を5年前倒しで完済すると、利息が約10万円浮く計算
- 返済完了が早まり、住宅ローンの審査にもプラス
やり方
- JASSOの「スカラネット・パーソナル」にログイン
- 「繰上返還申込」から希望額を入力
- 翌月の引き落とし日にまとめて引き落とされる
手数料は無料です。ボーナスが出たタイミングなどで少しずつ繰上返済するのが現実的ですよね。
返済が苦しいときの救済制度
「返済が苦しい…」というとき、絶対に滞納だけは避けてください。ブラックリストに載ってしまうと、将来の住宅ローンやクレジットカードに影響が出ます。ちゃんと救済制度があるので、早めに申請しましょう。
救済制度一覧
| 制度 | 内容 | 条件 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 返還期限猶予 | 返済を一時停止 | 年収300万円以下など | 最長10年 |
| 減額返還 | 月々の返済を1/2または1/3に | 年収325万円以下など | 最長15年 |
| 所得連動返還 | 収入に応じた返済額に | 第一種のみ | 完済まで |
| 返還免除 | 返済義務がなくなる | 死亡・重度障害など | — |
特に減額返還は使いやすい制度で、月2万円の返済が1万円や6,700円になります。返済期間は延びますが、生活を守ることが最優先ですよね。
2024年からの給付型奨学金の拡充
2024年度からの大きな変更点をまとめます。
- 対象世帯の拡大 — 年収約600万円の多子世帯(扶養する子が3人以上)も対象に
- 理工農学部の中間層支援 — 年収約600万円以下の世帯で理工農学部に進学する場合、授業料減免が拡大
- 大学院の授業料後払い制度 — 修士課程で在学中は授業料を払わず、卒業後に所得に応じて返済
「うちは3人きょうだいだから対象かも!」という方は、高校の奨学金担当の先生に相談してみてくださいね。
親が知っておくべき申請スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高3の4月 | 学校から案内配布。予約採用の申込書入手 |
| 高3の5〜6月 | スカラネットで予約採用の申込み |
| 高3の10〜11月 | 採用候補者の決定通知 |
| 大学入学後の4月 | 進学届を提出して正式採用 |
| 卒業後7ヶ月目 | 返済開始(10月頃) |
予約採用の申し込みは高3の春です。「まだ進路が決まってないから…」と後回しにすると間に合わなくなるので要注意。とりあえず申し込んでおいて、不要なら辞退すればOKです。
まとめ
奨学金は「借金」ではあるけれど、子どもの未来への投資でもあります。大事なのは、借りる前に返済のシミュレーションをしっかりすること。教育費シミュレーターも活用してくださいね。
また、受験費用も含めた全体の費用感は大学受験にかかる費用まとめで把握できますよ。