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家計管理トレンド

【2026年版】退職金の平均額はいくら?勤続年数別・企業規模別の相場と税金

退職金の平均額を大企業・中小企業別、勤続年数別にテーブルで徹底比較。退職金にかかる税金の計算方法、退職所得控除の仕組み、退職金がない場合の備え方まで解説。

退職金、うちの会社はいくらもらえるの?

「夫の退職金っていくらぐらいなんだろう?」「老後の資金計画を立てたいけど、退職金の目安がわからない…」って気になりますよね。正直なところ、退職金の額は会社によって全然違うので、「平均額」を知っておくことが大事なんです。

この記事では、企業規模別・勤続年数別の退職金の平均額をテーブルでまとめました。税金の計算方法や、退職金がない場合の備え方まで解説しますね。

退職金の平均額テーブル

厚生労働省の調査をもとに、大企業と中小企業の退職金の平均額をまとめました(大卒・総合職の場合)。

勤続年数大企業(1,000人以上)中小企業(300人未満)
10年約300〜400万円約100〜200万円
20年約800〜1,100万円約350〜500万円
30年約1,500〜1,800万円約600〜900万円
定年(35年〜)約2,000〜2,500万円約800〜1,200万円

びっくりするのが、大企業と中小企業で2倍以上の差があること。夫の会社の退職金制度は、就業規則や人事部に確認しておきましょう。

退職金制度の種類

一口に「退職金」といっても、いくつかの種類があります。

種類特徴受取方法
退職一時金退職時にまとめて受け取る一括
退職年金(DB)企業が運用、確定した年金額を受け取る年金
確定拠出年金(DC/企業型)自分で運用、運用成績で金額が変わる一括 or 年金
中小企業退職金共済(中退共)国の制度、中小企業向け一括 or 年金

最近は退職一時金+確定拠出年金の併用が増えています。企業型DCは自分で運用するので、何に投資しているかで退職金の額が大きく変わるのがポイント。

退職金にかかる税金の計算

退職金には税金がかかりますが、「退職所得控除」という大きな非課税枠があります。

退職所得控除額の計算

勤続年数退職所得控除額
20年以下40万円 × 勤続年数(80万円に満たない場合は80万円)
20年超800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)

例えば勤続30年の場合:800万円 + 70万円 × 10年 = 1,500万円まで非課税。さらに、控除額を超えた分も半分だけが課税対象になるので、退職金の税金はかなり優遇されています。

計算例:退職金2,000万円、勤続35年の場合

  • 退職所得控除:800万円 + 70万円 × 15年 = 1,850万円
  • 課税退職所得:(2,000万円 − 1,850万円)÷ 2 = 75万円
  • 税金(所得税+住民税):約11万円

2,000万円の退職金に対して税金はたった約11万円。退職金の税制優遇は本当にすごいですよね。

退職金の賢い使い方

  • 住宅ローンの繰り上げ返済:残りの利息を大幅に削減できる
  • 老後資金として運用:新NISAやiDeCoの受け取りと組み合わせる
  • 子どもの教育資金の確保:大学費用が重なるタイミングに備える
  • リフォーム資金:定年後の住まいの快適さに投資

一番もったいないのは、全額を普通預金に入れっぱなしにすること。少なくとも半分は運用に回すことを検討しましょう。

退職金がない会社の場合の備え方

実は退職金制度がない会社は約2割もあります。パートや契約社員だと退職金が出ないケースも多いですよね。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金):自分で積み立てる「じぶん退職金」。掛金が全額所得控除で節税にもなる。→iDeCo節税シミュレーター
  • 新NISA:運用益が非課税で、退職金の代わりに老後資金を作れる
  • 小規模企業共済:フリーランス・個人事業主向けの退職金制度

まとめ

退職金の平均額は大企業の定年退職で約2,000〜2,500万円、中小企業で約800〜1,200万円。退職所得控除のおかげで税金はかなり少なくなります。退職金制度がない場合は、iDeCoや新NISAで「じぶん退職金」を準備しましょう。iDeCoの節税効果はシミュレーターで確認してみてくださいね。